時代が変わり業態変革に待ったなし
平成21年度第2回全道委員長会議、下期北海道地区印刷協議会
業態変革実践!研修会
 平成21年度第2回全道委員長会議、下期北海道地区印刷協議会が3月5日午後1時から札幌市中央区の札幌パークホテルで全道から委員50人が出席して開催された。
 また、全体会議の中で、全日本印刷工業組合連合会の水上光啓会長を講師に迎え、「業態変革実践!〜『モノつくりからサービスつくり』の発想で顧客の問題解決のプロへ〜」をテーマに「業態変革実践!研修会」が開催され、委員と組合員70人が熱心に聴講した。

 冒頭、岡部理事長から、「今日の講師にお願いした全印工連の水上会長は、日刊工業新聞社主催における優秀経営者が全国から42人選ばれ、なんとその中の最優秀経営者ということで1月に表彰された。印刷業界だけのことでなく全国の中堅・中小企業者の中から42社が選ばれてその中から我々の会長である水上さんが最優秀賞を受賞した。今日は受賞して最初の講演を我々にしてもらえるので非常に皆様方はついているのではないか。本当に良い時に来てもらったし、皆様方もその話を聞かさせてもらえることは非常に良いことだと思う。きっと良い話が出てくると思うので早速会社に戻って実践するという気構えを持ちながら講演を聴いてもらいたい」とあいさつが述べられた。
 つづいて、来賓紹介が行われた後、水上光啓全印工連会長から「業態変革実践!〜『モノつくりからサービスつくり』の発想で顧客の問題解決のプロへ〜」をテーマに講演が行われた。(講演内容は別掲)
 次に、萩原誠全印工連業態変革推進企画室委員が、業態変革の実践について「業態変革Ver.2は自分もバイブルだと思っている。多くのヒントがあるのでまだ読んでいない方は是非読んでもらいたい。これを作った時と今とでは状況が変わってきた。11月に作った時、まだ印刷業界は2008年度6兆9千億円の売上げがあった。ところが2009年度を締めてみると6兆3千億円になってしまっていた。あるいは新聞の広告がインターネット広告に抜かれてしまった。今までのメディアの順番がどんどん変わってきている。私は出版印刷の印刷会社を経営しているが、出版業界もこれまで2兆円を超えていたが20年振りに1兆9千億円台になってしまった。広告業界も約7兆円で大体印刷業界と同じ大きさであったが5兆9千億円とかなり縮小している。したがって今、業態変革が必要かという、そういう時代ではなくなったと思っている。業態変革に取り組んでいない会社は無いと思うが、もし躊躇しているというところがあったら今日からでも始めてもらいたいと思っている。この本を読んでもらうと、後に逆引き業態変革というものが付いている。自分の業態変革の立ち位置が直ぐ分かるようになっている。例えば、社会環境、経営環境の大きな変化を肌で感じているか、あるいは自社の方向性は明確だと思っているかといった内容が書いてある。YESであれば勿論OKであるし、NOであれば業態変革の序章、1章を読みなさいと書いてある。顧客の利便性を重視した営業活動を行っているか、顧客が何を望んでいるのか常に考えているか、というような項目が5項目あるので、自分の業態変革の進め方が今どうだろうと考えている人がいたらこれを読んでもらえれば立ち位置が分かると思う。業態変革という言葉は印刷業界にとって昔から馴染みのある言葉である。印刷業界には100周年を超える会社が223社ある。そのうちの74社が9人以下の会社である。85社は50人未満の会社である。因みに業態変革を一番行ってきた業種は清酒製造である。その次が旅館である。3番目が和菓子製造である。そして12番目が印刷会社である。印刷会社が業態変革をやっている業種のナンバー12である。我々の先達たちが本当に苦労をして戦争や不況を乗り越えて、あるいは身の丈にあった経営をしてお客様や社員を裏切らなかった。業態変革を続けに続けてきた証である。したがって印刷業こそ業態変革の代名詞である。
 私は、今年、業態変革の委員長をさせてもらうが、この折角のバイブルが日本中の皆さんに届いていないということが本当に勿体無いことだと思う。ヒントが山ほど書かれている。もしこの本を読んでいないという人がいたら、6月以降になるが社長は社員の方にホームページを見なさいと言ってもらいたい。ホームページにダイジェスト版を載せて見られる仕組みを作って行こうと思っている。立ち読みの機能を使い、読みたい方はそこをクリックすると本が買えるような仕組みや、先になるが紙で買わなくても電子書籍版も載せて行きたいと思っている。なかなか1人とか1社ではできないので、やり方やロードマップを示したセミナーも用意している。1社だとお金が掛かるので何社か集まってセミナーを開いて社長、社員が聞いてどのようにやれば良いか道筋をつけるようなセミナーを用意しているので活用してもらいたい。先ほど会長も言ったようにこれからの印刷業は製造業、情報加工業、さらにはサービス業になってくると思う。6,400社全印工連に会社があるとすれば6,400種類の業態変革が必ずあると思う。そのヒントを見つけてもらい少しでも早く皆さんの会社が発展しより売上げが上がり利益が上がり元気になれるようお手伝いをして行きたい」と説明した。
 次に、池尻淳一全印工連事務局次長から、全印工連事業概況報告が行われた。

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