定年引上げ等には賃金体系の見直しなど経済的負担を伴うこともあり、特に中小企業に負担が大きいことから、常用被保険者数300人以下の事業主の方を支援するため、平成19年度から「定年引上げ等奨励金」制度が始まり、平成20年から「中小企業定年引上げ等奨励金」として一部拡充され、さらに「70歳定年引上げ等モデル企業助成金」が新設されました。
| （１）中小企業定年引上げ等奨励金（拡充） |
| 70歳まで働くことのできる中小企業を支援するため、65歳以上への定年引上げや定年の定めの廃止、さらに希望者全員を対象として70歳以上までの定年引上げおよび継続雇用制度を導入した事業主（被保険者数が300人以下）に対して支給（20〜160万円）されます。 過去に継続雇用定着促進助成金を受給された事業主も対象となります。 |
| （２）70歳定年引上げ等モデル企業助成金（新設） |
| 70歳以上まで働くことができる新たな職域の開発等に関する計画の認定を受け、波及効果のあるモデル的な取組を実施（［1］新分野への進出や職務再設計による職域の開発［2］機械設備、作業方法、作業環境の改善等）した事業主に対して支給対象経費の２分の１（500万円を上限（事業所運営経費250万円を上限））が支給されます。 |
45歳以上の高年齢者等３人以上が自らその職業経験等を活かし、共同で創業（法人を設立）し、高年齢者等（45歳以上65歳未満）を健康保険、厚生年金、雇用保険の被保険者として雇い入れて継続的な雇用･就業の機会の場を創設した場合に、当該事業の開始に要した一定範囲の費用について支給する制度です。支給額は支給対象経費の合計額に３分の２を乗じて得た額（千円未満は切り捨てます）で、500万円を限度として支給されます。
社団法人北海道高齢･障害者雇用促進協会
高齢者雇用支援部 高齢者助成課
〒060-0004 札幌市中央区北４条西４丁目1
札幌国際ビル４階
TEL 011-204-9381 FAX 011-223-3696
URL:http://www.ks-hokkaido.or.jp
