印刷用紙値上げの対応を協議
平成18年度第3回常任理事会開催
 平成18年度第3回常任理事会が、11月10日正午から札幌市中央区の札幌グランドホテルで全道から常任理事18人が出席して開催され、下期事業スケジュール、印刷用紙値上げへの対応などを決定した。

 議事に先立ち、谷川敞氏(旭川支部長)へ岡部理事長から全印工連組合功労者顕彰状の伝達が行われた。(表彰は本紙606号既報)
 常任理事会は、岡部理事長のあいさつの後、定数報告が行われ、理事長が議長になり議事に入った。
 最初に、経過報告が行われ、(1)事業実施報告として、北印工組の事業、全印工連・日印産連の事業、中央会等の関連団体の事業について、7月21日の第2回常任理事会以降の活動状況が報告された。
 (2)財務状況報告として、9月末の中間決算の状況とこれに対する中間監査が11月8日に宗万・中北両監事により実施され、会計処理・内容は適切である旨の監査報告をいただいたことが報告された。
 (3)平成18年度各種被表彰者として、北海道産業貢献賞として3人、全印工連組合功労者顕彰として4人がそれぞれ表彰を受けたことが報告された。
 次に、議事に移り、平成18年度下期事業スケジュールについては、組織の拡大、広報活動の強化、明日に向かって「魅力ある業界づくり運動」の展開、共済事業への参加促進、組織状況の検討、財政状況の検討についての下期事業スケジュールが説明され了承された。
 (2)平成18年度第3回理事会、新春経営者研修会については、1月10日午後1時から理事会、午後2時30分から新春経営者研修会を札幌グランドホテルで開催することとした。
 新春経営者研修会は、講師に東京電機大学出版局次長の植村八潮氏を迎え、「ペーパーメディアの将来と印刷会社の役割」〜紙情報と電子情報は並存するか?〜をテーマに開催する。
 (3)印刷用紙値上げについては、今年2度目の値上げが製紙メーカーから発表されていることから、対応を協議し、2つの対応策を決定した。
 1つは、印刷・製紙メーカー・紙流通の代表による座談会を開催し、それを「北海道の印刷」に掲載し、組合員に紙業界の事情を伝え、末端需要家に対する説明材料として利用できるものとする。
 2つは、日本経済新聞北海道版に意見広告を掲載し、印刷業界の窮状と諸資材の値上がりを説明し、自助努力の限界を訴え、価格転嫁への理解を求める。
 以上の2つを行うため、組合員に対して業界状況ニーズの緊急アンケートを実施することとし、支部長が各支部の取りまとめを行うこととした。
 また、広告掲載後に各組合員が利用できる「印刷物ご発注に関するお願い」を各種資料と一緒に送付することとした。
 (4)北海道印刷関連業協議会平成19年新年交礼会については、平成19年1月10日午後5時から札幌グランドホテルにおいて会費8,000円で開催されるので、各支部から多数の参加が要請された。
 (5)新規加入組合員・脱退組合員の承認については、新規加入組合員として有限会社三興舎印刷所(旭川支部)、有限会社プラスメディア(札幌支部)の2社、脱退組合員として札幌三光印刷株式会社(札幌支部)、特急印刷株式会社(同)、有限会社渋谷印刷所(函館支部)、有限会社鷲田印刷所(同)、道北印刷(稚内支部)、株式会社国境(同)の6社を承認した。
 (6)集団扱自動車保険については、北印工組独自の第二の共済として、来年度以降取り組んでいくこととした。
 団体扱いをすることにより、組合員は従来と同条件の補償内容で保険料が割引になり、組合としても事務費が得られるメリットが生じる。
 以上で、常任理事会の議事を終了し、この後各支部の活動状況が報告された。

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