知的財産権セミナー開催
北海道印刷関連業協議会
 北海道印刷関連業協議会主催の「知的財産権セミナー」が、2月6日午後2時から札幌市白石区の札幌コンベンションセンターで、(社)日本印刷産業連合会知的財産権研究会座長、凸版印刷(株)法務部長の萩原恒昭氏を講師に迎え、50人が参加して開催された。

 セミナーは、萩原講師から最初に知的財産権Q&Aの構成が説明された後、知的財産権の全体像、著作物と著作権、著作権の全体像、著作物の種類、著作物の保護期間、著作権フリーの改変、著作権のインターネットと改変利用、著作権引用のルールについて説明され、その後、著作権に関わる判例としてカタログ写真事件、パンフレットのデザイン模倣事件、恐竜のイラスト改変事件、版画の写真事件、創作性のないデータベース事件、中古テレビゲーム販売事件の内容が紹介された。
 次に、商標権について、商標権の定義、商標調査と類似商標が説明された。また、不正競争防止法、肖像権についての説明が行われた後、印刷取引の契約や印刷データの取り扱いについての説明も行われた。