印刷燦燦
『雪あかりの路』

常任理事・小樽支部長
吉田 政司
北斗印刷株式会社代表取締役社長

 前回、「小樽の顔」を寄稿してから、一年半が経ちます。
 その時は、日本銀行小樽支店や小樽運河についての短い文章で紙面を埋めさせていただきました。
 今回は、小樽の祭りとイベントの紹介をさせていただきます。
 小樽には、小樽三大祭りと称される「水天宮例大祭」、「竜宮神社例大祭」、「住吉神社例大祭(通称小樽祭り)」の祭りがあり、神輿が街の中を練り歩き、お年寄り達は神輿に手を合わせてくれます。
 「水天宮例大祭」が6月14、15、16日の3日間、「竜宮神社例大祭」が6月20、21、22日の3日間、小樽の守り神である住吉神社の「例大祭」が7月14、15、16日の3日間、そして小樽最大のイベント「潮まつり」が7月末の金、土、日曜日の3日間それぞれ開催されます。
 しかし、今回は2月に開催される「雪あかりの路」についてご紹介させていただきます。
 今年の「雪あかりの路」は、第5回を数え、2月6日から16日までの11日間、「灯りの数だけ 希望が輝く 優しさの数だけ 街はぬくまる」をキャッチフレーズに開催されました。
 「雪あかりの路」は、メーン会場の小樽運河沿いや手宮線(国鉄)運河沿いに浮き玉を利用したキャンドルを並べ幻想的な街並みを表現しています。
 もちろんキャンドルは、キャンペーン参加のお店や会社の人達の手作りで、まさに市民参加のイベントです。
 また、このイベントの面白いところは、会場Mapを持参すると、小樽最大の歓楽街、花園町の「雪あかりの路」キャンペーン参加店での飲み代が1杯だけただになるところで、観光客の皆さんに大変喜ばれています。
 冬のイベントというと、札幌の「雪まつり」が有名ですが、小樽市民の中には、昭和25年に手宮小学校の校庭で小学生に雪像を作らせたのが雪祭りの最初で、小樽が雪祭り発祥の地だという人もいるくらい冬のイベントに自信を持っています。
 今年の「雪あかりの路」は終了しましたが、来年は、是非、お越しいただいて厳寒の小樽運河の景色を目に焼き付けて、花園町で夜の小樽を堪能していただければと思います。