平成15年新年交礼会が盛大に開催
北海道印刷関連業協議会
 北海道印刷関連業協議会の平成15年新年交礼会が、1月10日午後5時から札幌市中央区の札幌グランドホテルで多数の来賓と印刷・関連業者400人が出席して盛大に開催された。

 新年交礼会は、最初に主催者を代表して、岸北海道印刷関連業協議会会長が年頭のあいさつで、「昨今は、明るい情報を提供できる社会情勢ではないが、北海道経済産業局をはじめ所轄の各官庁からは、北海道の中小企業に対して大変な配慮をいただいている。自助努力をしないで、支援を待つというのでは、事が足りない。提言に対して、消化不良を起こさず、身となり肉となるよう心がけていきたい。一社一社が心底から努力して、埋もれているものを掘り出すことにより、この一年を良い年にしたい」と述べた。
 つづいて、多数の来賓を代表して、稲見北海道経済産業局長、堀北海道知事、桂札幌市長の3氏から祝辞が述べられた。
 その中で、北海道出身で新任の稲見北海道経済産業局長から「内需依存型の印刷業界は大変だと思うが、今年後半には明るい動きも出てくるだろう。印刷は文化や産業活動の基礎を支える力をもっていると実感する。厳しい時代を元気に乗り切って、新しい発展の端緒をつかんでほしい」との祝辞が述べられた。
 また、フランス勤務の経験から「フランスではクリスマスカードを贈るが、優れた製品の製造欄には必ずプリンティングジャパンと書かれている。これは日本の印刷技術のレベルの高さを物語るもの」と日本の印刷技術の高さを称賛した。
 次に、堀知事の代理の佐々木副知事から「現在は選択と英断の時代に入っている。もてる力を発揮して、新しい時代をつくってほしい。豊かな生活文化の創造に力を貸してくれることを願っている」と祝辞が述べられた。
 最後に、桂札幌市長の代理の福迫助役から、「札幌ドームはワールドカップの開催などで予想の倍以上の355万人の入場があった。また、今年は東札幌に国際会議ができる2万8429の札幌コンベンションホールにおいて、国際地理学会が開催され70ヵ国から参加する予定であり、経済効果の他、市民の活気につながる。北海道の情報文化を支える印刷業界の皆さんにも支援を頂きたい」と祝辞が述べられた。
 つづいて、中村全印工連会長の代理として出席した磯野専務理事は「印刷業界の飛躍に向けた2005計画を進めている。185回の研修事業も終え、新規事業も検討しており皆さんと研鑚し業界の発展に尽くしたい」と述べてから乾杯の音頭を取り、開宴した。
 この後、新年交礼会は、祝電披露が行われ、参会者が新年のあいさつを交わし、歓談を重ねる中、最後に沼崎北海道印刷関連業協議会副会長の三本締めで幕を閉じた。