'09北海道情報・印刷産業展公式セミナー
「望まれる印刷・関連企業になるために」盛況の開催
 '09北海道情報・印刷産業展公式セミナーが、会期中の9月10日と11日にアクセスサッポロのレセプションホールで開催され、4つのセミナー全てが多数の受講者で盛会裡に開催された。

 セミナーの第1講は、9月10日午後1時から講師に富士フイルムグラフィックシステムズ(株)デジタル事業部部長代理の増田孝浩氏を迎え、「ワンプロモーションで印刷の幅を広げ、クライアントのハートを掴む」をテーマに開催された。
 増田講師は、昨今の厳しい市況を反映して、印刷物発注者においても効果的なプロモーションが提案されている。FFGSはワンストッププロモーションを合言葉に、POD、ワイドフォーマットIJ、来春発売予定のジェットプレス720などの豊富なラインアップと豊富なジョブ事例で期待に応え、お客様から要望の高い提案型営業の育成という営業支援の面でも豊富なメニューを取り揃え、お手伝いすると説明した。
 セミナーの第2講は、9月10日午後3時から講師にコニカミノルタグラフィックイメージング(株)マーケティング部課長の杉山晴美氏を迎え、「印刷需要を生み出す“顧客戦略”」をテーマに開催された。
 杉山講師は、なかなか売上が増やせないなかでもつい値引きをしてしまうが、こんなとき取るべき戦略が印刷需要を生み出す顧客戦略であるとしクライアントの売上増加支援で印刷需要につなげる事例を題材に説明した。
 セミナーの第3講は、9月11日午後1時から、講師に(株)小森コーポレーション予防保全チーフアドバイザーの川名茂樹氏を迎え、「予防保全を成功に導くオペレータの役割」をテーマに開催された。
 川名講師は、印刷現場の予防保全を行いたいと決意したにもかかわらず、日々の仕事に追いまくられ、何から手を付ければ良いのか分らず時間ばかり過ぎてしまうが、それを突破する鍵は主役はオペレータであると全国の成功事例が教えているとし、主役を主役として舞台に上げるための小森式予防保全の方法について説明した。
 セミナーの第4講は、9月11日午後3時から講師にコダックグラフィックコミュニケーションズ(株)マーケティング&ビジネス開発本部課長の畑信雄氏を迎え、「KodakのWeb to Printソリューション」をテーマに開催された。
 畑講師は、Kodak Insiteはインターネットを使用し、印刷・製版会社と顧客および協力会社をつなぐポータルソリューションで、データ入稿を簡単・確実に行うことが可能で、Web校正機能により承認サイクルを短縮し、再版オーダーはインターネットショッピングの感覚で発注が出き、DMや名刺といったバリアブル印刷にも対応しており、Kodak Insiteの導入により営業効率の向上とコストダウン、既存顧客とのパートナーシップ向上や新規顧客の獲得の戦略ツールとしての利用が可能であると説明した。

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