原材料価格高騰対応等緊急保証制度のご案内
印刷産業も指定業種に

 平成20年度補正予算で「安心実現のための緊急総合対策」として新しい保証制度「原材料価格高騰対応等緊急保証」が実施された。
 この制度は、原油に加え原材料価格の高騰や仕入価格の高騰を転嫁できていない中小企業者の資金繰を支援するため現行制度の抜本的な拡充・見直しを行ったものである。
 原油・原材料価格の高騰や仕入価格の高騰の影響を強く受けている545業種の中小企業者を対象として、金融機関からの融資を受ける際には信用保証協会が保証する。
 印刷業界では、(社)日印産連を通じて業種指定の申請を行い、印刷業・同関連業として印刷業・製版業・製本業・印刷物加工業・印刷関連サービス業の5業種が指定業種になった。
〈対象となる企業〉
(1)  市区町村が発行する認定書を受けた中小印刷業者。
(2)  資本金が3億円以下または常時使用する従業員が300人以下の中小企業であること。
〈認定の要件〉
 次のいずれかの要件に該当することが条件。
(1)  最近3ヵ月の平均売上高等が前年同期比マイナス3%以上の中小企業者。
(2)  最近3ヵ月間(算出困難な場合は直近決算期)の売上総利益率または平均営業利益率が前年同期比マイナス3%以上の中小企業者。
〈市区町村長の認定〉
(1)  要件を満たしていることの認定を所在地の市区町村長から受けることが必要。
(2)  認定書は、市区町村の金融担当課まで。登記簿謄本や関係資料の提出が必要な場合もある。
〈特別保証の内容〉
 金融機関から融資を受ける際に一般保証と別枠で無担保保証で8,000万円、普通保証で2億円まで信用保証協会の保証を受けることができる。
(一般保証)
・普 通 保 証
 2億円
・無担保保証
 8,000万円
(特別保証)
・普 通 保 証
 2億円
・無担保保証
 8,000万円
〈期 間〉
 平成20年10月31日〜平成22年3月31日

※詳細は、最寄りの金融機関・信用保証協会へお問い合わせください。

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