印刷製品発注における用紙指定について要望
再生紙の古紙配合率乖離問題

 北海道印刷工業組合は、このたびの製紙メーカー各社による再生紙の古紙配合率乖離問題を受け、特に官公庁等ではグリーン購入を推進しているため、グリーン購入対象印刷用紙の指定で印刷発注を受けると、調達に苦慮することが予測され、組合員各社の業務遂行に影響を及ぼすことが懸念されることから、各支部長と連携して、必要に応じて道内官公庁等に、製紙会社より再生紙が安定供給されるまでの間、印刷製品発注について印刷製品の安定供給のためグリーン購入対象印刷用紙に限定指定することなく、印刷会社と協議のうえ調達可能な代替印刷用紙をもって発注をいただきたい旨の「印刷製品発注における使用用紙のご指定についてのお願い」と題する要望を行うこととした。
 2月12日、岡部理事長他2人が、北海道庁に出向き、本庁の印刷発注担当である総務業務センター長と各支庁の窓口となる出納局長に要望を行った。
平成20年2月12日
 
北海道総務部行政改革局総務業務センター長 丸 山 年 代 様
北海道出納局長              新 田   彰 様
 
北 海 道 印 刷 工 業 組 合
理 事 長 岡 部 康 彦

 

印刷製品発注における使用用紙のご指定についてのお願い
 

 拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 平素は、印刷業界に対しまして格別のご指導ご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
 さて、このたびの再生紙の古紙配合率乖離問題は、私ども印刷業界にとりましても大きな信用問題として受け止めております。
 この問題に端を発し、製紙各社では再生紙の生産中止・凍結または減産の状況にあり、再生紙の流通状況は逼迫しており、今後も当分の間、続くものと予測されます。
 印刷業界としては印刷製品の安定供給に努めておりますが、使用用紙の調達状況によっては納期遅れ、調達不能ということが懸念されます。
 つきましては、グリーン購入を推進しております貴機関に対しまして誠に恐縮ですが、製紙会社より再生紙が安定供給されるまでの間、印刷製品発注について印刷製品の安定供給のためグリーン購入対象印刷用紙に限定指定することなく、印刷会社と協議のうえ調達可能な代替印刷用紙をもってご発注を賜りますようお願い申し上げます。
敬具 

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