印刷燦燦
旭川大会を終えて

第27回北海道情報・印刷文化典旭川大会実行委員長
副理事長・旭川支部長 則末 尚大
第一印刷株式会社代表取締役

 大勢の方のお力を借りて第27回北海道情報・印刷文化典旭川大会を終えることができました。3年前に旭川開催が決定してから旭川支部組合員皆で夢を語り、交流をすすめ、試行錯誤を繰り返しながらの毎日でした。
 「北海道の屋根 大雪山連峰と石狩川のスケール感、そこに会する印刷人と旭川市民と交流の場」のコンセプトに基づき、市民と同じ目線で準備をすすめることを先ず第一に心掛けました。
 結果として「四つの塾」は大成功でした。おもしろ印刷塾、写真塾、デザイン塾、自費出版塾はそのどれにも大勢の市民が関心を示し、予定者数をはるかに超えました。惜しむらくはもっと広い会場で、時間もたっぷり取ってするように計画を立てなかったことです。
 「記念講演会」も大成功でした。柳家小三治さん、そして支援するファンのご好意で実現した企画でした。1200名の市民が聴いてくれてそのほとんどが好評でした。惜しむらくはもっと小さな会場で話し手と聞き手が互いの顔を見ながらの場でなかったことですが、これは贅沢なことでしょうか。18年ぶりの旭川大会記念講演の講師が落語家とは、との批判もあったかも知れませんが、行儀のいい話、経営の話はあちこちで聞けます。笑いが庶民の文化であれば、文化の担い手、伝え手を自認する印刷組合の企画としてはまさにふさわしいと言えるのだろうと思いました。
 第1日目の記念ゴルフ大会、第2日目の本大会と懇親パーティ、同時開催の各種優秀印刷展、第3日目のオプショナルツアー等々、無事終了することが出来ました。準備の行き違い、思い違い、本番での不手際もあったかも知れません。ご迷惑をお掛けした部分もあったかも知れません。しかし出来るだけ良かったこと、楽しかったことを思い浮かべて下さい。浅野全印工連会長の特別講演も反芻してみて下さい。 「印刷がつくる いい顔 いい出会い」を今日からまたスタートさせてみようではありませんか。
 全道各地から参集下さった組合員の皆様、広告等で協賛して下さった関連業の皆様、ご来賓の皆様、そして大会テーマ・大会ポスターの募集に応えて下さった市民の皆様、いつもこの業界、事業所を支えて下さっている市民の皆様のお蔭であることを感謝申し上げます。
 そして最後に我が仲間、旭川支部51社の1社1社、一人ひとりに感謝と連帯のエールを贈ります。

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