平成17年新年交礼会が盛大に開催
北海道印刷関連業協議会
 北海道印刷関連業協議会の平成17年新年交礼会が、1月11日午後5時から札幌市中央区の札幌グランドホテルで多数の来賓と印刷・関連業者350人が出席して盛大に開催された。

新年のあいさつを述べる岡部会長
新年のあいさつを述べる
岡部会長
 年頭あいさつで岡部会長は、まず「昨年の北海道経済は、依然として回復の兆しが見られない厳しい1年だったように思う。我々の業界においても、札幌と旭川での大手印刷会社の経営統合、それに伴う組合脱退という痛手を被った。依然として価格破壊は続き、11月の地元大手広告代理店の倒産で業界にもかなりの影響があったと思われる」と、厳しさが続く経営環境を振り返った。
 一方、明るい話題として駒大苫小牧高校が夏の高校野球全国大会で優勝したことに触れて、選手が搭乗した飛行機が津軽海峡に差し掛かった際に、客室乗務員が「深紅の大優勝旗が初めて津軽海峡を渡ろうとしています。駒大苫小牧高校の選手の皆さま、本当におめでとうございます」とアナウンスし、機内が拍手と歓声に包まれたというエピソードを披露。「勉強会で顧客満足度という話があったが、1人のおかげで一堂に燃え上がったのは素晴らしいことだと感心している」と、客室乗務員の感性、感覚を称えた。
 そのうえで、「我々は昨年10月、新しい業界計画として『業態変革推進プラン−全印工連2008計画』をキックオフした。これからの新しい印刷業界がどうしていくかというヒントがたくさん出ており、ぜひ勉強していただきたい。また、8月には第27回北海道情報・印刷文化典旭川大会が開催される。直面する問題を討議し、コラボレーションの輪をつくる絶好のチャンスであり、多数の参加、絶大な協力をお願いする。今年1年がすばらしい年になることを祈念している」と、機会をとらえて前向きな取り組みをしていくことを呼び掛けた。
 来賓あいさつでは、内山俊一北海道経済産業局長が「北海道経済はまだまだ厳しい状況が続いているが、昨年は明るい話題もあって少し動きが出てきた年ではないかと思う。今年は、こうした一つひとつの動きを、いい連携で大きな動きにしていく年だと期待をしている」と述べた。
 次に、高橋北海道知事の代理の河村耕作出納長が「厳しい経済状況の下で、需要の減少、受注競争の激化、情報通信技術の革新への対応など一層厳しい環境にあるが、新たな需要の開拓、商品開発など経済環境の変化へ対応できる企業の育成や長年にわたって培ってきた様々なノウハウを活用して業界が益々発展することを期待する」と述べた。
 つづいて、上田札幌市長の代理の牧野勝幸収入役が「印刷関連産業は北海道にとっても札幌市にとっても基幹産業である。その印刷関連産業が中心となって北海道、札幌市を盛り上げていってほしい」と述べた。
 つづいて、武石三平全日本印刷工業組合連合会専務理事が「皆さんが揃ってパートナーとして、元気で活力ある業界にしていきたい」と述べて乾杯し、歓談した。
 中締めで則末尚大北海道印刷工業組合副理事長は、8月26日から3日間にわたって旭川市で開催する第27回北海道情報・印刷文化典旭川大会の概要を紹介し、多くの参加を呼び掛けた。
旭川支部の皆さんによる第27回北海道情報・印刷文化典旭川大会をアピール
旭川支部の皆さんによる
第27回北海道情報・印刷文化典
旭川大会をアピール

BACK