'03北海道情報・印刷産業展が
盛大に開催
49社146小間が出展、来場者5,500人
 北海道印刷工業組合と関連5団体で構成する北海道情報・印刷産業展実行委員会が主催する'03北海道情報・印刷産業展が9月5日から7日までの3日間、札幌市白石区のアクセスサッポロで49社146小間の出展で盛大に開催され、設備導入、技術情報交換の場としてユーザーをはじめ関係者から高い評価を得て、会期中5,500人の来場者で賑わった。

 '03北海道情報・印刷産業展は、北海道印刷工業組合、北海道グラフィックコミュニケーションズ工業組合、北海道製本工業組合、北海道フォーム印刷工業会、日本グラフィックサービス工業会北海道支部、北海道紙器段ボール箱工業組合の6団体で構成する北海道情報・印刷産業展実行委員会の主催、機器資材メーカーやディーラー等35社で構成する北海道印刷機材販売業者懇話会の協力、また北海道経済産業局、北海道、札幌市の後援を得て、9月5日から7日までの3日間開催された。
 同展は、IT新時代に機敏に対応するために一昨年より一新したもので、北海道の印刷関連業者に的確な情報を提供するためにプリプレス、プレス、ポストプリスに加えて、各種ソリューションまでの全工程にわたる最新機材が出品された。プリプレスではXMLに対応した各種編集支援ソフト、印刷機関係では菊四裁四色機、製本関係では折機や丁合機など端物を意識したもの、さらにワークフローやCTP関連製品などが展示された。
 今回は「IGAS2003」の開催年にあたることから、例年より少ない48社146小間規模での開催となった。
 5日午前9時30分から来賓、出展社などを集めて、開会式が行われた。はじめに主催者を代表して岸実行委員会会長が「今年はIGASを控え、印刷機メーカーを中心に出展が少なく、規模は縮小されたが、IT時代に機敏に対応するためには情報の収集は欠かすことができない。印刷業界は低迷が続いているが、お客様のニーズは大きく変化しており、これから印刷業界がどのように変化していかなければならないのかを勉強する場として、北海道情報・印刷産業展はそれを見る大きなチャンスである」とあいさつを述べた。
 続いて来賓の稲見雅寿北海道経済産業局長(代読)、高橋はるみ北海道知事(代読)、上田文雄札幌市長(代読)がそれぞれあいさつを述べ、テープカットで開会した。