全印健保ヘルスプラン
健康宣言を個人にも拡大
 全印健保は、平成13年度の保健事業で、疾病の一次予防対策を中心に、10年度から継続して実施している組合健康づくり事業「印刷健保21世紀ヘルスプラン」の展開を柱として強力に推進する。
 同事業では、各事業所に「1日1万歩」「健康受診100%、2次検査受診100%」「甘味飲料を控えて体脂肪10%削減」など目標を掲げた『わが社の健康宣言』の提唱を要請し、目標実現に向けて医師や保健婦ほか専門スタッフによる積極的な支援に努めている。
 13年度事業実施にあたっては、「健康な印刷産業人と健康な家族」「病人のいない事業所」の実現を目指し、被保険者とその家族に健康生活の実践を啓発し、その成果 が得られるよう強力な支援活動を行っていく。さらに効果的な健康づくり対策の推進や、電子画像と取り組む機会の増加に伴う目の健康対策など印刷業界の実態に則した健康づくり事業を取り上げる。また、インターネットを活用した保養所利用システムなど業務の近代化への取り組みを図りながら事業に取り組む。
 直営保養所を今年3月31日をもって一部廃止する代替措置としては、「直営保養所事業検討委員会」の答申に沿って、被保険者・家族への保養・心身のリフレッシュ・健康づくり・病後の健康回復に可能な施設を選定して、多様化するニーズに対応するためバラエティーに富む施設事業とすることとし、開設に当たっては全国の被保険者・家族が公平・均等に利用できるよう全国に契約施設を設置する。
 なお、今年度から新しく被保険者・被扶養者の出産費に係わる資金貸付制度を設けて、該当者に対し出産育児一時金が支給されるまでの間、当座の負担に充てるための資金を貸し付けることとする。同制度の詳細については「出産費資金貸付規程」を設置し定める。